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建築ブログ

07.21 | 混構造(木造+RC)

地下車庫のある倉庫の建築@横浜市都筑区〜上棟まで

前回、6月の初めに配筋をスタートした地下車庫のある倉庫の建築。

型枠設置中

壁の配筋が完了しました。

手前の配筋がむき出しになっている部分は、建物から独立しているL字型の擁壁です。

建物とつながる部分のみ型枠の窓が開いています。

このつながり=ジョイント部分は、地震などの揺れが起きた時に振動を逃がすための緩衝材を設置するため、空けてあります。

地下の天井配筋中

上から見たところ。

壁の配筋を終え、地下の天井=1階の床部分の配筋を行います。

完了

ギッシリと目の詰まった配筋作業が完了しました。

コンクリート打設

すかさず、コンクリート打設工事へ。

太いパイプから吹き出す生コンクリートを細い管のバイブレーターで空気が抜けるように振動させながら時間をかけて打設していきます。

完了

実際には左奥の均し作業はこれからですが、打設工事、ほぼ完了しました。

養生完了

硬化期間を経て、表面が固まり養生を行います。

今回、地下はガレージ、その上の1階は倉庫です。

倉庫の床は、当然ながらフローリングなどで仕上げることはせず、一部はコンクリートそのままの仕上がりとなります。

なので、汚れや傷がなるべくつかないように養生をしておきます。

とはいってもまだまだ工事は続くので、傷もつくし汚れを防げるわけではありませんが。

基礎立ち上がりの型枠設置

木造部分を載せるための基礎の立ち上がりの配筋を行っています。

打設中

外の壁側の単管パイプを引っ張るために、コンクリート面にフックを固定し、鎖で引っ張っています。

生コンクリートは相当の重量がありますので、この立ち上がり部分に打設するだけでもこのような準備が必要です。

上から

立ち上がり部分に打設した生コンクリートを上から見たところです。

1階木造部分を支える立ち上がりですので、強固なコンクリートを打設しています。

「強固な」というのは水分量が少なく重くてドロドロと粘り気が強いということです。

なので、表面が平滑になりません。

でもこのあと、土台を載せて上棟に進むので、表面はなめらかな平面でないと困ります。

レベラー済

そこで登場するのがレベラーといわれる、表面をなめらかにするシャビーなコンクリートです。

見た目に滑らかなのがお分かりいただけると思います。

1枚前の写真でネジが浮いた状態で残っていたのがお分かりいただけたと思いますが、あの頭がレベラーを施工する高さの目安になっていました。

この写真の手前の角材が渡されているすぐ下に丸い影がうっすら見えると思いますが、あれが高さの目安となっていたネジの頭です。

上から

地下の型枠が解体されました。

1枚目にご紹介したL字型の擁壁と建物のつながり部分に縦のラインが入っているのが緩衝材です。

そのコンクリート面に沿って型枠が設置されていましたので、堀のような状態になっています。

横から

この堀は埋め戻す必要があります。

埋め戻し作業はいっぺんに行うと、時間の経過とともに沈んで行ってしまうので、複数回にわたって埋め戻し作業行います。

埋め戻し

埋め戻す場所に土を入れ、

転圧

転圧器=ランマーの重みと振動で中の空気を抜き、踏み固めます。

この写真1回目。

コンクリートにうっすら見えるラインと数字は、この作業を行う回数を示しています。

道路工事の時にこの作業をよく見かけますが、多くの場合、路面を踏み固める場合の転圧器はプレートコンパクターといって少々物が違います。

参考写真

こちらの方が打撃力はやや弱いのですが、設置面積が広いので、アスファルトの転圧などには向いています。

土台設置

埋め戻し作業を終え、いよいよ上棟への準備が始まりました。

工事を進めていくと、どうしてもコンクリートの表面がこのように土などで汚れるのは仕方がないところ。

この状態を見ると、養生シートを敷いておく意味がお分かりいただけるかと思います。

防蟻処理

住宅と同じように土台に防蟻処理を行います。

シロアリにとっては住宅も倉庫も関係ありません。

足場設置

足場を設置し、

上棟へ

いざ、上棟へ。

大きな穴

さて、こちらは道路とは反対側の建物の裏側、倉庫への入り口付近です。

この倉庫の前に作業場を設けます。

作業場ですから、雨が降っても濡れないように下屋を設けます。

この穴にはその下屋の柱を固定する基礎をつくります。

型枠

当然ですが、下屋の柱も垂直でなければ話になりません。

水糸を使って水平を出しながら作業を進めます。

型枠2

まずは柱を支える基礎から打設を行い、

下屋の柱

柱を支えるコンクリートが仕上がりました。

このコンクリートにステンレスの金具を固定して、その上に木の柱を組み立てます。

木の柱を土やコンクリートの基礎にそのまま埋め込むと、雨水や湿気によって腐食してしまうので、このようなコンクリートの柱の上に木の柱を載せることで、長く使える見た目も良い下屋が出来上がります。

下屋の柱やテラス屋根の柱はアルミ形材を使用したものが多いですが、やはり木の風合いが感じられると重みが出てくると思います。

その様子は次の機会にご覧いただきたいと思います。

 

 

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