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建築ブログ

08.19 | 地下室・地下車庫

家庭用エレベーター設置工事スタート@藤沢

先日のブログ「夏季休暇のお知らせ」の時にも少し触れましたが、
エレベーター増設工事のご依頼をいただき、いよいよ工事がはじまります。

完成当時のお写真はこちら。

外観

2012年5月に竣工したお住まいです。

当サイトでご紹介している多層階二世帯住宅のモデルとなったお宅です。

地下、1階、2階、ロフトと4層にして、地下とロフトの容積率緩和措置を使い、
通常の1.5倍以上広く建てて、二世帯住宅を実現したお住まいです。

多層階二世帯住宅で考えておかなければいけないのは、親世帯が年齢を重ね、
介護が必要になったり、車イスで移動することになった時、どうするか?

どうしても、入口となる地下から上階へ移動する必要がでてきます。

そうなれば、階段での移動はきつい。

将来の為に、エレベーターの位置を確保して、増設できる準備だけは
しておいたほうが良いのです。

その5年前のご判断が活かされる時が来ました。

お父様が体調を崩して入院し、退院後は車イスを利用されることになったため、
エレベーターを増設することとなりました。

日々の暮らしは、地下と1階さえ往復できれば十分。

LDKもお風呂も1階にあります。

なので、エレベーターは地階と1階を往復するものをご用意します。

当然コストも抑えられますし、2階のスペースはそのまま収納として使えるので
断然効率的なのです。

段差の少ない玄関内部

こちらが、地下の玄関から入ったところ。

左手の引き戸は、地下車庫に通じます。

 

土間と地階の床に段差がほとんどありません。

この段差なら、元気があればご自分でも上がることができます。

マンションの玄関のようです。

将来、車いすを使う可能性がある場合は、段差をなくしておくと楽ですね。

 

突き当り右

中へ入りつきあたり右が、エレベーターを設置する場所として用意してあった収納です。

 

その時が来るのを待っていた収納スペース

この収納スペースが、1階と2階にも同じ位置にあります。

1,2階の床を抜けば、地下~2階までのエレベーターを
設置することができるようなっています。

今回は1階の床だけを抜きます。

パナソニック1414ミディモダンV

こちらが今回搭載する家庭用エレベーター、パナソニック1414ミディモダンV。

3人乗りで200㎏まで耐えられます。

 

いよいよ工事が始まります。

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