「界壁工事」という言葉は、当ブログでは初めて登場すると思います。
なんだかお分かりになりますか?
多くの方は想像されたことでしょう、「境界壁?」と。
その通りなんです。
通常の家の場合は、同じ世帯ですから、隣の部屋の音が多少聞こえても問題になりません。
「うるさい!静かにしなさい!」ってなもんでしょう。
でもこれが、共同住宅となるとそうはいきません。
古き良き昭和の長屋が並んでいたころならいざ知らず、
いまどき、同じ調子でお隣さんの音や振動が聞こえてきたら、
大きな問題です。
そのあたりは、建築基準法も共同住宅の界壁について定めています。
界壁工事
こちらが、今回ご紹介する賃貸併用住宅の「界壁」です。
外に面しているわけではありませんが、断熱材を天井まで隙間なく施工しています。
このように、音が漏れないように隙間のない構造とし、天井裏まで壁を設けなければいけない
ことになっています。
遮音シート
この断熱材の上を、ダイケン遮音シートで覆って、その上に石膏ボードを設置します。
石膏ボード×2
しかも石膏ボードは2枚。
これは、梁の上部の写真です。
要は天井裏にあたる部分なのですが、完全にお隣さんとの境界をシャットアウトします。
通常であれば配電用の穴などが開くのですが、界壁の場合は一切の隙間を造りません。
そしてさらにこちら。
これな~んだ?
ちょっとわかりにくいですよね?
壁の構造を上から写しています。
親指が載っている横倒しの木が、壁を取り付けるための支えとなる木です。
奥側に見える材木が間柱です。
中央の間柱が向こう側にずれていて、両サイドの間柱が横倒しの木に
密着していますよね?
これは壁面を支える間柱を1本ずつ分け合うことで、壁の振動を抑える工夫を
しています。
図面でご紹介しましょう。
こういうこと
この構造なら、手前側住戸の壁と、向こう側住戸の壁を支える間柱が離れているので
振動が伝わりにくいというわけです。
木造の賃貸住宅が普通の家と違って、音や振動が伝わりにくいのは、
こんな工夫があるからなんですね。
同時進行で外回りも工事が進んでいます。
通気胴縁完了
通気胴縁が設置されました。
外壁パワーボード設置
外壁は旭化成のパワーボード。
窓を養生して進めている作業は、パワーボードの繋ぎ目をシーリング工事でをつないでいます。
バルコニーFRP加工開始
バルコニーのFRP工事も始まっています。
3月の完成に向けて、工事は進みます。
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