残暑お見舞い申し上げます。
暑さが止むといわれる二十四節気でいうところの処暑から1週間経ちました。
本日、明日の横浜 最高気温 34℃。
日曜日からは、秋雨前線の南下に伴い、最高気温も30度を下回る日が続く予報です。
ようやく秋らしくなるのでしょうか。
夏暑いのも困りますが、住まいのお悩みで最も深いものの一つは、『冬寒い』こと。
夏の暑さは、家が古くてもエアコンがあればその場はなんとかしのげるもの。
でも冬の寒さは、暖房の周囲を温めることができても、窓の近くやトイレ、お風呂に立った時などどうにもなりません。
日本に省エネ法ができたのは、1979年。
もともとは70年代の石油ショックによる経済的な側面が強かったようです。
その翌年に住宅に関する省エネ基準が初めて制定されました。
『冬暖かく夏涼しい家を建てよう!』という考えで家を建てる基準ができてから、まだ40年経っていないんですね。
なので『冬の寒さが耐えられない』と、建替えかリフォームかを検討される方が多いのだと思います。
日本で暮らす限り、この先もずっと、夏暑く冬寒い気候から逃れることはできません。
もしそのようなお悩みがあれば、当社の建築相談室までご相談ください。
きっとお役に立てると思います。
さて、1か月前にご紹介した『一戸建てリノベーション@横浜市都筑区』の続報です。
前回は、その断熱材を交換したところまでご紹介していました。
(前回の記事はこちらから。)
施工した断熱材を石膏ボードで覆うところからご紹介しましょう。
まずは天井から。
その後、壁面も覆い、クロスを貼ります。
クロスが貼られました。
柄物と無地のツートーンです。
素敵なクロスでしょ?
でもこのツートーンはデザイン的な意味合いよりも、別の意味があるのです。
これでお分かりいただけるしょうか。
はい、お施主様は猫ちゃんを飼っていらっしゃって、爪とぎスペースを確保したのです。
この出隅部分で研ぐのが特に好きなようで、ホームセンターで買ってきた板をそのままボルトで留めています。
劣化したらご自分で交換されるということなのでこれで完成です。
クロスをツートーンにしているのも、劣化したら下部だけ交換できるように切れめを付けているのです。
さて、2階のバルコニーです。
前回ご紹介した通り、バルコニーを大きくするために、まずは古いバルコニーを解体します。
床面をはずした状態です。
太い土台が、家の内部まで入っているのがわかります。
1階の下からのぞいてみると、
天井左側に見えるのが、土台です。
これほどまでに奥まで施工されていれば、落ちることはありませんね。
解体するために、カットします。
右手に見えるのは、2階の室内です。
掃き出し窓の内側ということですね。
この窓には、新しいサッシと窓を設置します。
断熱性を高めるには、窓がとっても重要なんです。
これまでシングルガラスでしたので、窓から熱が逃げるということがあったと予想されます。
今回は、YKKのAPWという高断熱のサッシを使い、複合ガラスで夏の暑さ冬の寒さをシャットアウトします。
設置完了です。
窓まわりは、雨仕舞がとっても大切です。
家の天敵は水。雨漏りして、内部に水が浸入すると、家を腐らせ寿命を縮めます。
防水シートの上に水切りを二重に行います。
この黒いアルミに新しいバルコニーを設置します。
さてこれより、外壁の工事です。
赤で囲った出窓は、レイアウト変更により室内側が収納になるので、撤去することになりました。
出窓をなくして、壁にします。
解体して、内側には壁をつくりました。
外側には、ラスあみを貼り、モルタルで仕上げ、周囲と同じように小石が付いたようなリシン仕上げにして、同じ色の塗料で塗装します。
モルタルの塗り、リシン吹付けをする前の下塗りが終了したところです。
これが、下塗りをしている状態です。
この工程がおわった後が、ひとつ前の写真の状態です。
この写真はサッシを外した後の窓枠外部を仕上げている様子です。
こちらが古いサッシを取り外し、新しいサッシを取り付けた上部の状態です。
サッシの交換はそのままサッシだけ外すことができないため、どうしても窓枠の外側まで壁面をカットする必要があります。
外壁が仕上がりました。
時間がかかり少し遅くなってしまったので、暗いですが、きれいな仕上がりであることがお分かりいただけると思います。
次回は、1階をご紹介してまいりましょう。
工事は続きます。
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