建築ブログ

07.10 | 未分類

「建設市場　陰る五輪特需　鋼材3年ぶり値下がり」

ここ数日、「そろそろ五輪特需が終わりをつげ、建設資材の在庫が積み増し、価格下落が始まったか？」という記事が出始めました。

いよいよ東京オリンピックまであと1年に迫り、建設需要のヤマは越えたことでしょう。
ところが、記事にもあるのですが、首都圏は再開発が目白押しなんですね。
例えば、渋谷の4つのエリアで展開されている再開発とか、東京日本橋を中心に計画されている再開発とか。
そりゃそうですよね、1973年の第一次石油ショックで、高度経済成長が終わりを告げ、それから、46年も経っているんですから。
それまでに建てられたビルや、当時整備された駅周辺の商店街などは、建替えはもちろん、再開発が検討されるのは自然の流れでしょう。
建設需要は落ち込まないはずなのに、なぜ在庫が積みあがり、値段が下がったのか？
新聞によると、目先の傾向として、人手不足により計画が滞り、思ったほど工事が進まず、積みあがった在庫を整理するために価格調整が進んでいるのだろう、という見解でした。

当社はというと、もちろん数年前のデフレが続いていた当時から比べると建設資材の費用は上がりましたが、それ以降は落ち着いていると感じます。
人件費という点では、いつも決まったメンバーとチームを組んで工事を行っているので、市場全体の仕事が減ってきたから下がるということもない代わりに、特需だから上がるということもありません。そういう余計なことで損得がでないように、安心してお客様の都合でご判断できるような体制をとっています。

ですから、今回の記事で、「そろそろ建て時かな？」ということはないと考えていただいた方がよいと思います。もちろん、もう少し待った方がいいとも思いません。

繰り返しますが、お客様のご都合で、準備が整った最適な時期にご判断ください。