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建築ブログ

07.09 | 地下室・地下車庫, 多層階二世帯住宅, 混構造(木造+RC)

多層階二世帯住宅@横浜市鶴見区~上棟まで

ほぼ1か月前、地下の配筋までお知らせした、『多層階二世帯住宅@横浜市鶴見区』。

工事が進んでおります。

早速ご紹介してまいりましょう。

地階躯体コンクリート打設

配筋されている型枠内部に、空気が入らないようにコンクリートを流し込んでいきます。

完了

打設が完了しました。

手前側、コンクリートの壁が多くなっているのが地下のあるほう、奥側の空間が広く間仕切りが少ないのが、地下がないほうです。

ちょうど足場の板がかかっている部分が階段室です。

土台設置

型枠を解体して、その上に土台を設置しました。

基礎の立ち上がりの上に載っているのが土台です。

下部に基礎の立ち上がりがなく、束(つか)で支えられているのを大引(おおびき)といいます。

断熱材設置

土台と大引で碁盤の目のようになった空間に断熱材を敷きこみます。

フェノバボードという断熱材です。

フェノバボードは、発砲させた樹脂の中の細かな気泡に断熱性の高いガスを閉じ込めた断熱材です。

薄くても低い熱伝導率を実現でき、施工もしやすいのが特徴です。

一気に上棟へ

さて、少し飛びまして一気に上棟です。

すでに梅雨入りをしており、ここから屋根葺き工事まで済ませ、内部への水の侵入を防ぎます。

釘打ち

これは床にくぎを打ち付けている様子。

エアコンプレッサーを利用した釘打機です。

15㎝スパン

釘は15㎝スパンで打っていますが、これも構造計算により決められています。

ちなみに家一軒建てるのに使われる釘類は、釘打機のメーカーMAXによると、6万本だそう。

これを手で打っていたんじゃ、いつ完成するかわかりませんね。

ちなみにこのMAXの商品で、最も身近なモノはホッチキスの針だと思います。

そういわれてみると、打ち込むときの歯切れよさに何か共通するものを感じるのは私だけでしょうか?

上棟

というわけで無事に上棟しました。

注意深く見ると、1階と2階の間に見える横架材、右半分の方が厚みがありますね。

胴差(どうさし)といいます。

この位置には浴室が設置されるので、構造計算上このような形状になっています。

野地板設置

屋根葺き工事も始まりました。

屋根の頂上部分にうっすら空間があります。

真夏など、熱せられた屋根の熱が屋根の内側に設けられた通気層を通ってここから吐き出されます。

広小舞(ひろこまい)と登淀(のぼりよど)

よく見ると、屋根を覆っている野地板の先端に取り付けられている建材があります。

手前から奥に伸びている板を広小舞、手前に左右に渡しているのが登淀です。

屋根を支える垂木のそりを抑えたり、野地板に雨水が染み込むのを防いだりする役割があります。

防水シート

防水シートは下から、少しづつ重ねて設置して、雨が入り込まないようにします。

上から設置していくと、万が一雨水が染み込んだ場合、野地板まで水が入ってしまいます。

ガルバリウム鋼板屋根

防水シートの設置が終わり、ガルバリウム鋼板の屋根材を設置しています。

屋根葺き工事完了

先ほどの棟の隙間から吐き出される換気口付きの棟カバーが設置されました。

これで多少の雨に降られても大丈夫です。

例年ですと梅雨明けまであと10日ほど。

10月の完成に向け、工事は進みます。

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