建築ブログ
おうち時間を楽しく過ごせるキッチン
日本チェーンストア協会によると、昨年のスーパーの売上高は、前年比0.9％のプラスだったんだとか。
コロナ禍、家で食事をする方が増えているはずなのに、思ったより控えめな数字だと思いませんか？
よくよく見てみると、食料品全体では4.7％増えているのですが、衣料品が16.9％も減っているため、相殺されていたんですね。
さらに食品のプラス4.7％の内訳を見てみると、農産品+7.9％、畜産品+8.4％、水産品+6.3％と素材系の食品が大きく伸びています。
気になる総菜は、実は0.2％のマイナスでした。
どうも、来店頻度を減らしてまとめ買いをする傾向の為、日持ちしない総菜は避けられたようです。
想像通り、コロナ禍、家庭内でお料理をする機会が増えたんですね。
というわけで、今回はおうち時間を楽しめるキッチンを、当社が施工させていただいたお住まいからご紹介させていただきます。
まずはこちら。
川崎市 Ｏ様邸 オールステンレス アイランドキッチン
アイランドキッチンの魅力は、まずこの開放感。
キッチン自体がＬＤＫの主役になりますので、空間の中で孤立することなく、常に一体感を感じることができます。
そして、なんといってもスタイリッシュ。そのカッコよさにあこがれる方も多いはず。
4面が開放されているので、複数人で調理をするときにも便利です。
中野区Ｂ邸 明るいアイランドキッチン
先ほどのアイランドキッチンは、『クール』なカッコよさでしたが、こちらはキッチンに立つと自然と鼻歌が出てしまいそうな明るい気持ちになるキッチン。
ワークトップ（作業台）を天然大理石でオーダーしたアイランドキッチンです。
前出のキッチンとの大きなちがい。なんだかわかりますか？
グリルオープン
換気扇がＩＨとグリルオーブンの真ん中に組込まれているんです。
だから、レンジフードがないんですね。
クールなキッチンにはクールなレンジフードがよく似合い、欠かせないパーツになっていますが、明るいキッチンにはレンジフードよりも埋め込み式の換気扇の方が似合っているように感じます。
横浜市都筑区Ｋ邸（スケルトンリフォーム）
こちらは、アイランドキッチンでありながら、ダイニングテーブルとしても使える『囲炉裏ダイニング』byパナソニック。
調理しながら、美味しい
このように、下ごしらえの時には作業台に、調理の際にはＩＨに、食事の時にはテーブルに、そして、
イメージ
皆で鍋を囲むときには、電磁調理器にもなる優れもの。
配膳も後片付けもラクチンだし、立ち仕事が疲れたら、座って作業をすることも可能。
お子様が独立して、普段はお二人で過ごされることが多いご夫婦が採用された賢いアイランドキッチンです。
横浜市青葉区Ｔ邸
こちらは１辺だけが壁にくっついているペニンシュラキッチン。（写真では見えませんが、右手前が壁伝いになっています。）
島（アイランド）ではなく、半島（ペニンシュラ）のような形状からその名がきています。
アイランドキッチンのメリットである開放的でカッコイイデザインでありながら、両サイドに通路を確保する必要がないので、アイランドキッチンよりは、狭いスペースでも設計しやすいケースが多いです。
また、１面が壁なので、目隠しスペースができるのもメリットと言えるかもしれません。
その分、開放感はアイランドキッチンには劣りますが。
開放感があるアイランドキッチンやペニンシュラキッチンは、そうはいってもかなり広い面積がないと、生きてきません。
やはり一番ポピュラーなのはカウンターキッチンでしょうか。
藤沢市 Ｍ邸
対面式である程度一体感が得られ、背面には収納をたっぷり確保でき、見せたくないものは簡単に隠すことができ、アイランドやペニンシュラに比べれば、省スペースで設置可能。
使いやすさとコストパフォーマンスは１番がもしれません。
このシステムキッチン、ワークトップがセラミックでできていて、熱に強く、傷がつきにくいのがウリです。
だから、こんなこともできちゃいます。
耐熱
傷にも強い
ステンレスも大理石もカッコいいけど、セラミックの風合いもなかなかのものです。
最後は、お料理のしやすさ、収納量を考えたらこれというキッチン。
横浜市青葉区 Ｍ邸
独立型のキッチンです。
人の目を気にせず調理に集中でき、収納もたっぷり。
リビングに煙や油が広がりにくいのもメリットと言えるでしょう。
住んでからの満足度を大きく左右するキッチン。
これから家づくりを進められる方は、たくさんの事例をご覧になって、ご自分の希望に最も近い『これだ！』というプランを、楽しみながら見つけ出してください。