ひと月ほど前に、コンクリート打設工事まご紹介した地下を活用した4層の家@横浜市。
木造部分の工事が始まりました。
今回のプランは、外階段がありません。
階段は建物内部にあり、ちょっと奥になるので、資材を上げるために敷地前面に足場を組んで、階段を設置しました。
柱や梁など、構造材はクレーンで一気に上げますが、その他のものは人の手で上げるので、動線を確保します。
梯子は、人がギリギリ通れる一本のものもありますが、二本の方が安定感が増します。
基礎の立ち上がりの上に土台を設置しました。
内部に縦横に走る木材=大引を鋼製束で支えています。
ところどころ基礎の立ち上がりが途切れていますが、何か異常があった時に人が通れるように人通口を確保しています。
こちらはさや管ヘッダー工法の給水装置です。
給水装置のスタート地点にたこ足上のヘッダーを設置して、キッチン、浴室、トイレといった各所に給水を行います。
点検や更新がしやすい上、血管のようにいちいち分岐して給水する方式よりも、複数同時使用した時の水流の変化が少ないといわれています。
こちらはシロアリ対策の防蟻処理です。
今回はホウ酸を使います。
ホウ酸は人体に少量入ったとしても、腎臓の働きで体外に排出されますが、腎臓のないシロアリやゴキブリは排出できずに死滅する、人間にとって都合の良い化学物質です。
ご覧のように、まずは土台と大引にしっかりしみこませ、右後ろに見えている床材にも塗布します。
その後、上棟してから、柱の1メートルの高さまでしっかりシロアリ対策を行います。
断熱材をはめ込みました。
中央、やや後方の穴が開いているように見えるところが階段です。
断熱材がはめ込まれている木材にところどころガムを包装する銀紙のようなものが見えますでしょうか?
オメガピンといって、はめ込んだ断熱材を支えています。
Z型の金具で、大引に引っかけて断熱材を支えます。
断熱材は、はめ込むだけなので、オメガピンがないと何かの拍子でずれてしまう可能性があります。
昨今、ウッドショックと呼ばれる、木材の高騰、品不足がさけばれ、徐々に影響が出始めていますが、まずは無事に上棟を終え安堵しています。
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