前回、ウッドフェンスを設置する模様をご紹介した擁壁工事@横浜市。
工事は進み、今回は植栽の植え込みと、門塀のお化粧の模様をご紹介します。
まずは植え込み部分と駐車場の境界をなすコンクリートの設置工事から。
左手側が駐車場スペース、右手側が植栽スペースです。
これだとあまりよくわからないかもしれませんが、
この写真だと、曲線になっているのがおわかりいただけますでしょうか?
こう見るとなんてことないように言えるかもしれませんが、木造や鉄骨造などで曲線をつくるのは、大変な技術と手間がかかります。
型枠でつくるコンクリート造は、曲線などのデザインを比較的自由に取り入れることができます。
植え込み側に大きな穴が空きました。
ここに植栽が設置されます。
こちらの木、新規に購入したものではありません。
もともと同じ敷地にあったものを、一旦植栽屋さんにあずかっていただき、準備ができたところで移設されるために運び込まれました。
こちらはウッドフェンス手前に並べられる植え込みです。
数か月間避難していた時の環境も良かったのでしょうか?
とても元気に見栄えよく、植え込み完了しました。
先ほど並べられていた植栽も植わり、引いてみるとこんな感じ。
さらに、休憩処となる小屋も左手奥のコーナーに設置します。
こんな感じ。
エアコンも設置され、夏も冬も快適に過ごせる休憩処です。
さて、お次は門塀の仕上げです。
こちらがコンクリートの型枠がとれた状態です。
以前もちらっと触れましたが、仕上げにはジョリパットを使います。
恐らく、完成したところを見ると、どこかでご覧になられたことがあると思います。
意匠性の高い外壁材です。
まずは、ジョリパットを適当な厚みで壁面に塗布していきます。
そのあとを追うようにして、ご覧のコテで仕上げていきます。
当然ながら、固まってしまうと取り返しがつきませんから、塗布したら、即、櫛引仕上げを行います。
よく見ると、櫛引仕上げをしている職人さんの顔の下に、塗布している職人さんが見えますよね。
こういうことです。
ジョリパッドの櫛引を終えたら、トップコートで表面を覆います。
この塗料は、3つの役目があります。
1つ目は静電気を防止し、よごれをつきにくくすること。
2つ目は、ついてしまった汚れを雨水で洗い流す、洗浄作用があること。
3つ目に、防カビ・防藻作用があること。
このようにローラーで仕上げていきます。
せっかく美しく仕上がっても、すぐに汚れてしまっては残念ですよね。
ちなみに左手に黒い亀裂のような線が見えますね。
これはエキスパンションジョイントと言って、地震の時に揺れの力を分散させるために、コンクリートの縁をわざと切っている部分です。
最終的にはコーキングで処理します。
というわけで、門塀、完成いたしました
う~ん、美しいですね。
瓦と櫛引仕上げの塗り壁がお屋敷の雰囲気を醸し出します。
下から、化粧型枠=モールドスターで象った擁壁、櫛引仕上げの壁面、印象的なサークル、上に乗った瓦、と、トータルコーディネートされています。
一つ一つが主張しすぎず、それでいて繊細な深みのある、和の趣を感じられる門塀に仕上がりました。
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