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建築ブログ

10.06 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

新しい家づくりの始まり@川崎市宮前区

一覧に載せた新聞記事。

1週間前の日経新聞の記事です。

9/29日本経済新聞 朝刊

東京都の小池知事が、新築住宅に太陽光発電の設置を義務付けることを検討しているとか。

東日本大震災による原発事故で、一時期、太陽光発電の設置が盛り上がりました。

今から思えば驚くほどに高かった売電価格も、太陽光パネルの量産化による価格低下等を理由に半値以下に下がりました。

そのせいもあり、太陽光発電を住宅に搭載する動きは一時期に比べて、鈍くなったように感じられます。

ここにきてこのような発言があったのは、コロナの感染状況が落ち着いてきたのが一つと、やはり環境問題に対する危機感があるのでしょう。

ご存知の通り、国は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げていますが、東京都も9年後の2030年までに2000年比半減という独自の目標を掲げています。

これまでも太陽光発電の設置に補助金を出すなどの打ち手を進めてきましたが、2019年度のCO2排出量は速報値で、00年度比0.2%減に留まっているのだそう。

これでは話にならない!というわけで、事業者に比べて削減が進んでいない家庭に手を付けざるを得ないと判断したのでしょう。

東京都に限らず、この機運は今後全国に広がるのではないでしょうか?

コロナが収まるころには、待ったなしの状態で、地球温暖化の問題に対処することになりそうです。

さて、現在計画中の新しい家づくりの始まり。

ご紹介したいと思います。

斜め左から

現在お住まいの家からのお建て替えです。

家の前に浅めの駐車スペースがあり、2台のお車を縦列駐車で留めていらっしゃいますが、出入りが大変不便なんだそう。

お建て替えにより、ゆったり2台の車を縦に駐車できるスペースを確保します。

来客時には、車庫の前にも止めることができますので、余裕がありますね。

右手斜め前から

右手、アールの外構の奥にはお仕事に没頭できる書斎を確保します。

大家族でお住まいになられる今回のお住まいは、地下の容積率緩和を活かして、書斎の他に納戸も確保し、居室を6部屋用意します。

地下に配置されるのは、車庫の他、玄関、廊下、書斎、納戸だけですが、それでもこの分を床面積から除けるのは、とっても大きいのです。

正面

今回のお宅の特長は、地下の活用のほかにもう一つ、冒頭の太陽光発電を搭載するということ。

その効果を最大限に生かすべく、蓄電池を設置し、ガスを使わないオール電化住宅で、地下車庫は将来の電気自動車への乗り換えを見越して、急速充電ができる電源を用意します。

自家発電を行い、それを蓄電池にためることができれば、光熱費の節約につながり、非常時でもしばらくは停電の心配がなく、天候次第で、市中の電気が止まったとしても節電を心掛けながら対応することが可能です。

電気自動車の燃料も自家発電で賄うことができれば、真のエコカーといえますし、非常時にそのエコカーが蓄電池にもなる…。

 

これから主要なエネルギーは、非化石燃料にシフトして行くことは間違いありません。

数年後には、今回のような家づくりが住宅業界の標準になっているかもしれませんね。

 

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