建築実例

横浜市鶴見区 M邸(2018年)

• 用途 / 専用住宅
• 構造 / 混構造

敷地面積180m²、容積率80％の土地に建てた多層階二世帯住宅です。通常の建物であれば、144m²の延床がＭＡＸとなりますが、今回は地下室・地下車庫と、固定階段で上がる小屋裏収納までの4層を全てあわせて242m²を確保できました。これだけあれば余裕のある二世帯住宅を計画できます。
仲のよいご家族でしたので、地階は親世帯子世帯共用で使われるようにご提案しました。各々で玄関やシューズクロークをもつよりも、1つにした方が効率的で、広さも確保できます。玄関が一つなら、宅急便が来る時にも一声かければ受け取っておいてもらえるなどのメリットもあります。
1，2階はそれぞれのプライバシーを確保できるように、階段の踊り場とプライベートスペースの分かれ目に仕切り戸を設けました。水廻りもすべて、世帯ごとに分けています。元々単世帯で住まわれていた家のお建て替えでしたが、地下と小屋裏を活用し、多層階にすれば余裕をもって二世帯で暮らせるとご判断いただき、今回の計画が実現する運びとなりました。