6月からご紹介しておりました、地下車庫工事@横浜市青葉区。
いよいよ完成いたしました。
7月19日のブログでは、配筋が終了したところまでお知らせしておりましたので、
その工程から完成までの模様をお伝え致します。
男性が奥にたっていますが、ここはコンクリートの壁になっていて、埋め戻した土を受け止めることになります。
今回の一つのポイントになるのですが、この壁と車庫の天井になる部分(配筋がむき出しになっている床部分)を
同時にコンクリート打設します。
5.5mもの高低差がありますので、今回はポンプ車で生コンを上部にあげます。
さて、コンクリート出設中です。
車庫の天井部分(上から見ると床)と、奥の壁部分同時にコンクリートを流し込んでいます。
高低差があるので、通常の液体ですと同時に流し込むことはできませんが、
生コンクリートはご存知の通り、泥状ですので流し込むタイミングやダンドリを的確に行うことで、
このような高低差のある所でも打設することができるのです。
打設が無事終了し、壁部分の型枠も外れました。
この上に土を埋め戻しますので、塗布防水を行った後の画像です。
通常のコンクリートの仕上がりより黒く見えるのは、塗布防水の塗料の色の影響です。
そして、奥に敷いているのはグリ・シートです。
グリ・シートとは、見えない部分の排水に役立つ網の目ようになっているシートです。
このコンクリート面は、中央が最も高く左右に微妙な傾斜があり、雨が降ると水が左右に流れるようになっています。
コンクリートの上に直に土を埋め戻しますと、いつまでも水が抜けずに滞ってしまう場合があります。
そこで、このグリ・シートが役に立ちます。
土を通った雨水が、このグリ・シートを伝って、左右に流れてくれるので、コンクリートと土の接地面に
いつまでも水が滞ることがないようしているのです。
グリ・シートで覆われました。
その上に土を埋め戻します。
完成しました。
コンクリート面が美しいです。
先ほど、車庫天井と壁を一緒にコンクリート打設するとご説明をしましたが、その効果がこの意匠性を実現するのに
役立っています。
天井面を打設してから、壁の打設を行うと、このように接合部分がどうしても出来てしまうのです。
これだけのためではないのですが、手間がかかっても、高低差のある部分を同時に打設する必要があったのです。
それでは、完成前と完成後の写真を見比べてみましょう。
無事に、地下車庫工事が完了いたしました。
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